自然栽培を開始して2年目突入の1月下旬です。
昨日は、土壌の温度を計測してみました。
畑の表面から10cm刻みに計測していきます。
計測するきっかけとなったのは、無農薬・無施肥のリンゴ栽培に成功したことで有名な木村秋則さんの書籍『リンゴが教えてくれたこと 』です。
慣行農法の畑では、畑を掘り下げていく毎に地温が下がっていきます。(人間で言う冷え性のような症状でしょうか。温度が下がる部分より下は有効な土壌ではないと考えることもできます。)
しかし、無農薬・無肥料を続けた木村さんの畑の地温は、地表すぐ下の温度も、50cmの下の地温もほとんど変わらないといいます。
さて、自然栽培を開始してちょうど一年経った私の畑ではどのような状態になっているのでしょうか。
今まで畑を掘ったことは無いので、地温の状態どころか、地層の様子も知りません。畑の地層を知っておくことは良いことかと思います。
私の畑は、以前は田んぼでしたので基本的には粘土です。それでも、表面付近は腐植質が混ざっております。ただし団粒構造には程遠く、水はけも悪いです。雨の後には畝間に水が溜まったままでなかなか抜けていきません。
早速畑を掘り進めます。
こんな感じで掘って、10cm毎に印を付けた棒を挿しました。
地温を計測するために、今回こちらの温度計を購入しました。
畑で見失わないようにこちらのオレンジ色をチョイスしました!
さて、計測します。
まずは気温を計測しました。6.1℃でした。
夕方ということで、地温より低いです。
地表10cm:9.3℃でした。
地表20cm:8.1℃でした。
地表30cm:7.4℃でした。
地表40cm:7.3℃でした。
地表50cm:7.7℃でした。
地表60cm:8.1℃でした。
地表70cm:8.6℃でした。
予想通り、深くなる毎に温度が下がっていきました。
10cmと30cmでは2℃も違います。
ただし、50cm以降は地温が上昇していきました。地球の熱が伝わってきているのですね。
計測したのが冬でしたので、測定結果から土壌の良し悪しがわかるほどの温度差が表れませんでしたので、夏にもう一度地温測定をしたいものです。
次に、土壌の様子ですが、地表から40~60cm付近で粘土質が顕著に現れました。
完全な粘土です。水が通る気が来ません(笑)
水はけが悪いのも納得です。
一年前に植えていたエンバクの根も見当たりません。(早めに刈り取ってしまったからかもしれません。)
今年も、栽培していない場所や畝間にエンバクを栽培したいと思います。
地表70cmほど掘ると、遂に砂利層が出てきました!
ここまで行けば水が流れていってくれるかもしれません。
なので、今回掘った穴には豆の残渣など、を突っ込み、その上に軽く土を被せることで暗渠として機能させることにします。
期待はしていませんが(^_^;)
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