2013年10月27日日曜日

混植(コンパニオンプランツ)

混植すると、自然に土が肥沃になり、病気や害虫を抑えることも可能になる。

混植のおすすめは、エダマメ。トマトやピーマンなど何でもOK。畝の方にエダマメを並べて植える。

害虫対策には、レタスやシュンギクなどのキク科野菜がおすすめ。キャベツやハクサイなどのアブラナ科野菜を害虫から守る。

病気対策にはネギ科類。ナスやキュウリの苗に添えて植えれば、連作障害を抑えてくれる。ネギを育てた畑は、病気の出にくい畑になる。

イネ科のソルゴーやエンバクは、緑肥作物としておすすめ。畑周りや畝周りに植えると、害虫よけの障壁になり、刈って草マルチに利用できる。


【効果のある組み合わせ】
<病害虫対策>
  • トマト(ナス科)+ニラ 
  • キュウリ(ウリ科)+ネギ
    ニラやネギは抗菌作用をもつとともに、根につく菌が抗生物質を産生し、野菜の土壌病原菌を抑える。独特な臭いで害虫もつきにくくなる。
  • ナス+コムギ
    ナスの畝間に、植え付けと同時にたっぷりコムギ(間隔は2,3cm)をまいてマルチする。マルチコムギまたはくずコムギ。天敵が住み、害虫を防いでくれる。空気や水も入りやすくなる。雑草対策にもなる。7月には枯れて肥料になってくれる。
  • キャベツ(アブラナ科)+サンチュ
    サンチュ、レタスなどのキク科の野菜はモンシロチョウやコナガ、ヨトウムシなどアブラナ科の野菜を好む害虫が嫌がる味や臭いを発する。ほとんどのアブラナ科の野菜に効果あり。
    キャベツ3株にサンチュ1株ほどの割合で植える。

<ブロック作物>
  • ナス+ソルゴー
    背丈の高い作物を植えることで、害虫が飛んでくるのをブロックしてくれる。そして、そこが天敵の住処になる。ソルゴーの他にも、エンバクなどの緑肥植物も良い。

<バンカープランツ>
バンカープランツとは、天敵(益虫)をためる植物のこと。
ポイントは、野菜とバンカープランツにつく害虫が異なること、そして天敵は両方につく害虫を食べてくれること。
  •  イチゴ+オオムギ
    オオムギにつくムギクビレアブラムシを好物とする天敵が集まり、イチゴにつくアブラムシも食べてくれる。

<生育促進効果>
  • ナス+パセリ
    ナスの日陰でパセリがよく育つ。

  • サトイモ+ショウガ
    サトイモの日陰でショウガがよく育つ。
  • トマト+ラッカセイ
    トマトは根が深く入り、ラッカセイは浅く横に張るので互いの生育を邪魔しない。むしろトマトの水分を控える効果と、ラッカセイの根粒菌が窒素を固定し養分を送ってくれる効果が期待できる。

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