2013年10月27日日曜日

マルチ(被覆・カバー)

マルチとは、植物の養分となるもので地面を覆うこと。
地面の上にマルチを広げ、ミミズなどの土壌生物が土の中に運んでくれるのに任せる。
また、光を遮ることで雑草の繁殖も抑えることができる。

マルチは土の湿度を保つ。夏には干上がるのを防ぎ、冬には水浸しになるのを防ぐ。
日除けの役割を果たし、植物や土壌生物が熱から受けるダメージを減らす。

土の温度を一定に保つことで、秋になっても温かい状態を長くして栽培期間を伸ばす。

最も一般的なのは、有機物のマルチ。
たイヒ、ワラの多い完熟家畜糞、刈った芝、腐葉土などは遅効性の肥料用マルチとして利用できる。

木の切り屑は良いマルチになるが、半年から1年、積み上げて腐植化させてから使わないと、植物の成長に支障をきたすほどの量の窒素を消費してしまう。

 あら砂は、良好な水はけを必要とする植物に最適なマルチで、ナメクジやカタツムリを寄せ付けない。

春に粘土にまき床を作りたければ、冬の間、よく熟した堆肥か腐葉土でマルチを施し、残ったものを春に取り除く。

 土がかなり濡れている時は、マルチをしないこと。土の病気や腐敗の原因になる可能性がある。
また、厚すぎるマルチは土の通気を妨げる恐れがある。

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