- 酸性度の矯正法として一般的なのは、土に粉石灰を施す方法。石灰には、団粒構造を形成する手助けをして粘土の構造を改善したり、土から窒素を奪う細菌の活動を阻止したりする働きもある。しかし、ミミズは石灰を好まないため、石灰を施してから土壌生物が繁殖するまでに時間がかかるという問題がある。
- 消石灰は非常に溶けやすく即効性があるため、オーガニックガーデンには決して使ってはならない。
- トマトやじゃがいもは過剰な石灰により被害を受けるため、栽培を予定している区画には石灰をまいてはいけない。逆にアブラナ科の植物は、石灰が施されたばかりの土を好む。
- 酸性やアルカリ性に極度に傾いている土の中では、根がミネラルを抽出しにくくなる。また、土を健康に保っている土壌生物に害を与えたり、活動を妨げたりする。
- 石灰をまいた場所に家畜糞を施すのは、数ヶ月待ってからにする。さもないと、石灰と家畜糞が反応を起こしてガス状のアンモニアが漏れ出し、窒素が無駄になってしまう。
- 粉石灰は秋に地面にまっき、翌年の春に土を耕す。
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